
特殊メイクの作業は、初めにモデルとなる演者の型取り(ライフキャスト製作)から始まります。
次にそのライフキャスト(石膏像)にオイルクレイで最終的メイクのイメージを彫刻していきます。
十分に時間をかけ、満足のいくまで彫刻します。この作業はとても重要であり、大変面白いものです。
この原型製作(彫刻)は、特殊メイクの作業工程の三分の一が終わったに過ぎません。
彫刻が完成したらそれの雌型(石膏モールド)を作り、そのモールドから演者に装着するための特殊メイク用ラバーを作り演者に装着、メイクを施して完成に至ります。
どの作業(過程)においても十分な経験と注意が必要になります。何日もかけて作り上げたメイクが映像のなかでは一瞬の登場だったりしますがそれはメーキャップアーチストの経験と感性、知識と情熱が凝縮した一瞬の輝きだと考えます。
ファインアートの彫刻家においての造形は、形態、マテリアル等、作家個人の自由であるが
特殊メーキャップアーチストにおける彫刻(造形)は、演者の生身と融合させ、最終的には演じることによってひとつの表現を共同作業で完成させることです。 |